登録販売者の資格試験問題は、厚生労働省の「試験問題作成に関する手引き」から毎年作成・出題されます。
しかしこの手引き内容が、数年に1度一部改定が行われる場合があるのはご存知ですか?
これを知らないと資格勉強にも大きく影響してきます。
また、今年2022年は、2018年から
4年ぶりに手引きの改定が行われました。
「せっかく勉強してたのに、内容が変わっちゃうの?!」なんて肩を落とすのは嫌ですよね!
今回は、登録販売者試験の「試験問題作成に関する手引き」の内容を大きく左右する、
改定に対する対策
改定の内容
についてご紹介していきます!
知らなかったとは言ってられない
合格への必須対策です!
登録販売者試験手引きの改定について
登録販売者試験問題を作成する際の「試験問題作成に関する手引き」の改定は、
定期的に時折年に一度の頻度で行われます。
改定と言っても一部ですので、長時間をかけて勉強をやり直すほどではありません。
しかし、改定箇所は、その年度からの試験に出題されるなど出題範囲に大きく関わるので、とても重要な内容になります。
ではいつ頃改定が行われ、明らかになるのか気になりますよね!
下記でしっかり確認しておきましょう!
改定の頻度・目安
例年の傾向から、手引き改定の時期は以下に挙げられます。
目安:3月~4月頃
改定が行われれば、改定後の新しい作成の手引きが厚生労働省のHPに掲載されます。
改定時期になったら、こちらをしっかり確認しておくことが必要です。
改定は必ず行われるわけではない
しかし、手引きの改定は必ずしも行われるわけではありません。
改定が行われない場合もあるので、その場合はそのまま学習をすすめて問題ないですし、テキストも昨年のものを使用して大丈夫です。
ちなみに直近の手引き改定に関して挙げてみると..
平成26年11月 | 改定あり |
平成27年4月 | 改定あり |
平成28年3月 | 改定あり |
平成29年 | 改定なし |
平成30年3月 | 改定あり |
令和元年 | 改定なし |
令和2年 | 改定なし |
令和3年 | 改定なし |
令和4年 | 改定あり |
このように、必ず毎年改定があるとゆうわけではないんですね。
改定があった場合、
「せっかく勉強してきたのに、改定があった場合はどう対処すればいいの?!」と不安になりますよね。
では、改定が行われた場合はどんな対策が必要か、こちらで確認していきましょう!
手引き改定への対策
受験する年に改定がなされるのか・どんな改定があるのか、こればかりは誰にもわかりません。
しかし、いざ受験する年に改定があった場合、何をどうすればいいのか、対策がわかっていれば冷静に対処できます。
どんなことが必要になるのか下記で見ていきましょう!
改定版テキストの購入
テキストは勉強するにはなくてはならない物ですが、改定があった場合には、改定後、改定版のテキストが発売されます。
主に、5~6月や、7~8月頃に改定版として発売されるようになります。
(発売日は出版会社による)
改定が行われるのは年が変わってからなので、例えば..
「2019年改定版」など、直近の改定の年度が記載される
改定版のテキストにはとなります。
また、「第○版」という記載のテキストもあるので、発売日などが直近の改定後になっているか・「○年改定に対応」などの記載があるかなどを確認して判断するようにしましょう。

市販テキスト購入後の改定対策
市販テキスト購入後に改定があった場合は、まず厚生労働省のHPで改定履歴入りの手引きを確認しましょう。
改定履歴入りの手引きで確認する
改定履歴入りの手引きでは改定箇所が青字で記されています。
それをも元に、市販テキスト内の該当する部分に線を引くなど、改定箇所や改定された内容が分かるようすることが必要です。
もしくは、後に改定対応されたテキストが発売された場合、出版社に問い合わせれば交換などの対応を取ってもらえるかもしれません。(確認はしておりませんので確実なことではありません。)
既に勉強中の方は、改定があった場合はこちらをしっかり確認しましょう!!
改定版のテキストを購入する
上記以外では、先に述べたように改定版のテキストを購入しなおしてしまったほうが早いです。
自分で改定の内容を抽出し、見分けるのは結構大変。
改定版のテキストでは、改定があった内容を丁寧にまとめてあり、抽出する作業を考えると効率もよく価格も高くはありません。
テキストはいつ買うべき?
そうなると、「改定のあり・なしが確定しから、テキストを購入したほうがいいんじゃないのかな?」と思いますが、答えはNOです。
なぜかというと、仮に改定があった場合でも、改定版のテキストがすぐ発売されるわけではなく、改定で変更になる内容はごく一部とさほど多くはないからです。
市販のテキストには沢山の種類がありますが、改定があっても、改定版の発売日は5月だったり7月だったり、またはそれ以降だったりとテキストによってまちまちです。
改定の有無を待つのではなく、”改定があっても対応できるようにしておく”ことがとても重要です。
特に、”3章の医薬品の成分”や”2章の人体の構造”など勉強に苦労する章ですが、ここが大まかに改定されることはありません。
改定に当たる多くの部分は、4章や5章の法規が主なので、決めた時期からしっかり学習を開始しておくことがミソとなります。
通信講座の場合
通信講座の場合は、改定内容や改定に対応した資料などを郵送してくれたりと、きちんと改定に応じた対応があります。
通信講座は、サポート体制が整っているためこの点は安心できます。
通信講座は高価格な分、このようなサポートや質問サポートも付いているので、改定があっても安心して勉強に集中できるメリットがあります。

改定を見込んでの勉強
上記でお話ししたように、毎回改定があるかどうかは分かりかねます。
でも、「せっかく勉強したのに変わったらやだな..」と心配の方は、上記で述べた、比較的変更は少ない項目の
- 薬害(1章)
- 人体の仕組み(2章)
- 主な医薬品・作用(3章)
などの学習を先にしておくといいでしょう。

改定内容
改定内容は、改定される際によって様々です。
しかしその後の登録販売者試験には、改定内容を踏まえた問題が出題されるようになるので、試験範囲に大きく関わるようになります。
参考として、2018年(平成30年)3月に行われた改定の内容を挙げてみます。
2018年(平成30年)3月度改定内容
- 高齢者の医薬品使用に関する記述の変更
- リゾチーム塩酸塩に関する記述の変更
- コデインの12歳未満の小児への使用に関する注意事項の追記
- 登録販売者制度に関する条文・既定の追記
- 医薬品販売時の記録などの修正・追記
- 広告に関する規定の改定に対応した修正
などがあります。
主に3章や4章の学習に関わってきますが、どれも一部の改定なので、学習に要する時間はそれほど長くはかかりません。
改定があった場合は、しっかり内容を確認して慌てずに学習すれば問題ありませんので、落ち着いて対処しましょう!
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私も購入してみたのですが、変更点に関して言葉を砕いて解説してくれているので、本当にわかりやすいです!
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変更点の内容をしっかり理解していないと本番での試験問題につまずいてしまうことは十分考えられますので、こちらでしっかり改正内容の詳細を勉強しておきましょう!
登録販売者試験の手引き改定対策のまとめ
今回は、登録販売者試験に関する改定の時期・対策・内容についてお話ししました。
2018年改定の”コデインの12歳未満への使用に関して”は、私の職場でも市販薬に対して様々な対応が行われ、改定に関しては内容によっては現場にも影響があります。
改定があった際はしっかり確認・しっかり学習することが必要ですが、手引き自体の内容が大きく変わるほどではないので、勉強は始められる時期から始めたほうがいいです。
このことを頭に入れながら、試験対策としてしっかり対応できるようにしておくことが大切なので、改定の時期にはしかっり情報をキャッチできるようにしておきましょう!

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