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登録販売者|2020年注目の市販品類似薬って?!今後変化する医薬品事情

登録販売者2020年市販品類似薬の医薬品事情のタイトル画像

2019年度、全国の登録販売者試験も全て終了しました。

今年合格した方も、また来年頑張る!という方も、登録販売者がこれからますます重要となる話は耳にしているでしょうか。

それは、医療費削減の為、2020年以降「身近な薬が保険適用外」になる可能性があるというものです。

一体これが登録販売者にどのように関係してくるのでしょうか。

今年合格した方・また来年目指す方、どちらでもないという方も把握しておくこと必須です!

2020年以降病院で処方されない薬が出てくる?

診察して処方されたお薬

2019年11月30日、日本政府は全世代型社会保障改革の一環として、医療費削減の為、

病院で処方されている処方薬のうち、市販薬に同じような効果のある薬があり、市販薬へ代替できる薬(市販品類似薬)に関して医療保険適用の対象外とする

という方向で調整に入りました。

数年前からこの件に関しては時折話題になっていましたが、いよいよ進みだす可能性も出てきました。

では、この「市販薬へ代替できる薬(市販品類似薬)に関して医療保険適用の対象外とする」とは、一体どうゆうことなのでしょうか。




医療保険適用の対象外とは?

保険証
とらお
とらお
医療保険の適用にならないって.. どうゆうこと?

普段、私たちは病院で診察を受けると症状に合わせてお薬が処方されます。

その際、加入している国保や社保などの医療保険の適用により、病院での診察代や薬局でもらうお薬代も全額自分で支払っているわけではありません。

保険適用の場合

診察代や薬局のお薬代は、一般的に
10割(総額)の内「7割が保険負担」となり、私たちは費用の一部となる「3割の自己負担」分のみ支払っています。

総額(10割)1,000円の場合

70%
700円(医療保険)
30%
300円(自己負担)

 

このように、保険適用の場合は10割の内3割分のみの支払いとなります。

保険適用外の場合

対して、医療保険の適用がない場合「自費」という形で総額10割分を全て自己負担で支払わなければなりません。

総額(10割)1,000円の場合

100%
1,000円(自己負担)

 

つまり、「保険の適用とならない」ということは、全額自己負担となるということです。

このため、医療保険の適用を除外する分、医療費の削減につながってゆくということになります。




保険適用外になると予想される薬

クエスチョンマークを浮かばせた薬剤師

では、処方されている医薬品の中で「市販薬と同じような効果があり、市販薬に代替できる薬(市販品類似薬)」にはどんなものがあるのでしょうか。
今後適用された場合、病院に掛かるときの為に知っておきたいですよね!

現在のところ、予想として挙げられているのは以下の薬です。

市販品類似薬に該当する薬とは?

湿布薬
ビタミン剤
かぜ薬
花粉症治療薬
漢方薬
皮膚保湿剤  など…

あくまで想定の段階ですが、内科や皮膚科・整形外科などに掛かった事がある方はよく処方されるお薬で、一般的にとても身近なお薬ばかりです。

これら医薬品には、市販薬に「類似した効果のあるお薬」があります。

類似した効果のある市販薬

類似した効果のある市販薬(一部例)

花粉症で処方されるアレグラの類似薬

市販薬のアレグラ花粉症治療薬で処方されることが多いアレグラと類似した、市販のアレグラ(画像は小児用です。)

鎮痛薬として処方されるロキソニン錠の類似薬

市販薬のロキソニン錠痛み止めとして処方されることが多いロキソニン錠と類似した、市販のロキソニンS

鎮痛薬として処方されるロキソニンテープの類似薬

市販薬のロキソニンテープ痛み止めとして処方されることが多いロキソニンテープと類似した、市販のロキソニンテープ

挙げた例は薬剤師が扱う第一類医薬品や要指導医薬品ですが、その他登録販売者が扱う医薬品の一部でも、風邪薬やビタミン剤など様々な代替が予想されます。

症状からこのようなお薬が処方となる場合、今後「医療保険適用の対象とならない」となる可能性があります。

りっすん
りっすん
僕の調剤薬局でも、時折この件に関して患者様から聞かれることが多くなってきました。

この件について、患者様からも様々な声が上がっており、

Aさん
Aさん
毎年花粉症が酷いから、保険適用外になったら.. いきなり3割から10割のなったら不安だな..

Bさん
Bさん
市販薬のほうが高いのでは..金銭面で不安..

Cさん
Cさん
医療費削減になるなら、子供の未来の為にもとてもいいことだと思う。

Dさん
Dさん
高齢化社会で、今後ますます医療費がかかることを考えると必要だと感じる。

など前向きな声もありますが、不満があるのも無理はないように感じます。

中でも花粉症治療薬に関して最も不満の声が多く、継続的に服用しなければならない治療薬のため、もし保険適用外になった場合には沢山の方が該当することになります。

戦後、日本にはたくさんの杉の木が植えられた為、花粉症に悩む日本人はとても多く、私も毎年酷い花粉症に苦しんでいるので金銭面的にちょっと不安に感じています。

では対象となる処方薬があった場合、全額自己負担となる際は薬の入手法としてどのような選択肢があるのでしょうか。

 

自費と市販薬の購入

市販薬がある薬局店内の様子

保険適用外の対象となった場合、

自費でお薬を処方してもらうのか
薬局へ自ら出向き市販薬を購入するのか

現在のところ、受診時に該当する薬の処方があった場合、自費・市販薬の購入のどちらかを選べるようになるのか、または市販薬での購入一択となるのかなどの詳しい内容は、保険適用外になる件自体がまだ確定した事ではないため不明です。

りっすん
りっすん
以前、美容目的で使用する人が多かったシナールなんかは、美容目的の場合保険適用外となって、病院で自費での購入となっているよね。
とらお
とらお
お医者さんに伝えて病院で自費で購入したことがあるけど、同じ形になるのかもしれないね!

自費の場合、先に説明したような形で全額自己負担となりますが、
市販薬を購入する場合でも、薬局で薬を自身で購入する為こちらも全額自己負担という形となります。

しかし処方薬は、市販薬を購入するより薬の価格が安く・数量も多く手に入りやすい場合が多いため、両者を比較した場合、薬によってはどちらかが割高になることも考えられます。

ですが、どちらにせよ医療保険適用ではなくなる可能性は一貫しています。

とらお
とらお
と言うことは、市販薬購入の場合ドラックストアや薬局へ購入に来る人が増えるということ?

りっすん
りっすん
そうだね。そうなると登録販売者がますます重要な役割となってくるよね。

登録販売者の知識がより求められる

登録販売者として働く女性

もし、今後該当する処方薬が保険適用外となった場合、市販薬を扱う登録販売者の知識はより必要性が増してくると考えられます。

登録販売者は市販薬の9割の医薬品を扱うため、花粉症薬や風邪薬・ビタミン剤など該当する薬が多くあります。

また、登録販売者が働いているのはドラックストアだけではなく、調剤薬局で勤務している方も多くいます。

処方箋を受け付けている調剤薬局や、調剤薬局が併設されているドラックストアにおいても、更に登録販売者の需要も高まると言るでしょう。

病院で診察を受けてきた患者様への市販薬の案内飲み合わせなどを含め、求められる知識はますます高くなると言えます。

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セルフメディケーションへの取り組み

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登録販売者もセルフメディケーションの推進を担う立場であるため、もし市販品類似薬が保険適用外となった場合は、セルフメディケーションへの取り組みにも更に力を入れていかなくてはなりません。

また、セルフメディケーションの取り組みに伴い、2021年12月31日まで「セルフメディケーション税制」という医療費控除の特例措置が行われています。

これまでの医療費控除との関係

OTC医薬品(要指導・一般用医薬品)

治療のために購入したOTC医薬品
⇒医療費控除に含めることができる
⇒医療費含め10万円を超える部分が所得から控除される
セルフメディケーショ税制対象のOTC医薬品
⇒セルフメディケーション税制に含めることができる
⇒1万2千円を超える部分が所得から控除される(医療費との合算は不可)

りっすん
りっすん
どちらかを選択して確定申告できるよ!

セルフメディケーション税制は、対象となる市販薬の購入が対象となっており、上記で述べた市販薬”ロキソニンテープ”も対象となる医薬品のひとつです。

その為、市販品類似薬が保険適用外となった場合、大いに活用できる制度となります。

とらお
とらお
特例措置だけど、今後対策として変更があったら嬉しいね!




市販品類似薬で変わる医薬品事情のまとめ

今回は、最近ささやかれている保険適用外になる医薬品について簡単にご紹介しました!

医療費問題は年々深刻化しており様々な対策が練られていますが、登録販売者にとても深く関係する問題です。

ジェネリック医薬品セルフメディケーションなど、医療費削減の為現在取り組まれている対策に関しても、登録販売者として理解しておくべきところ。

これからますます登録販売者の必要性も増え、立ち位置も変化していく可能性があります。合格した方も来年頑張る方も、自身の役割を果たせるよう日々学ぶ姿勢を持ち続け努めていきたいですね。

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