なんとなく耳にしたことがある方もいるかもしれませんが、近年注目されている「セルフメディケーション」をご存知ですか?
登録販売者の試験勉強にも「セルフメディケーション」という言葉が出てきますが、実際にはどんなものなのか、詳しくわからない方がほとんどです。
登録販売者の試験では問われる内容ではないですが、医薬品販売の現場では知っておく必要があります。
現場以外にも、自分自身や家族も活用できる制度もあるので、知っておいて損はなし!
そんな、セルフメディケーションとは一体どんなものなのかを、こちらで詳しくご紹介していきます!
セルフメディケーションとは

健康食品の普及と共に、近年関心が高まっているのがセルフメディケーションです。
現代では平均寿命が長くなり、生活習慣病などの問題からセルフメディケーションの重要性が問われています。
セルフメディケーションを行うメリット
では、セルフメディケーションとを意識することでどんなメリットがあるのか、以下で見ていきましょう!
医療や体のこと・薬の知識が身に付く
病気などの予防や早期発見に繫がる
通院が減ることで国民医療費増加を防ぐ
いくつか挙げてみましたが、このように、自分だけではなく家族の健康管理、また社会貢献へとも繫がります!
近年では、医療費なっどが問題となっていますが、一人一人がセルフメディケーションを意識することによって、自身の健康管理や医療費削減に貢献し、高齢化社会に向けてのより良い環境が作れるようになります。
では、セルフメディケーションを上手に行うにはどのようなことが大切なのか、一緒に確認しましていきましょう!
セルフメディケーションを行う上での注意点
”セルフ”と言っても、医薬品の知識なしに症状に合ったお薬を選ぶには、個人では危険も潜んでいます。
では、セルフメディケーションを上手に行うためにはどんなことが必要なのでしょうか。
以下でしっかり確認しておきましょう!
❶薬剤師・登録販売者の指導を受けよう
いくら自分で管理と言っても、症状に合った薬やどんな健康食品を購入すればいいのか個人では判断が難しいですし、副作用への危険性もあります。
お医者さんからの薬の処方がある方は、飲み合わせ・服用する方の年齢や体の状態によっては服用してはいけないものもあります。
薬剤師はもちろん、登録販売者も薬の専門知識を持ち健康相談も行っています。
分からないときは自己判断をせず、専門家の指導を受けながら健康維持に役立てましょう。
❷市販薬を服用する際の注意
市販薬は副作用のリスクが低いものもありますが、だからといってむやみに飲み続けたり、一度の用量を超えて服用してはいけません。
必ず添付文章を読み、記載されている用法・用量をしっかり守って服用しましょう。
また、服用に際し何か異変があった場合は、直ちに服用をやめ、添付文章などを持ち早めに医療機関を受診しましょう。
❸サプリメントは医薬品とは異なる
サプリメントは医薬品と異なり、治療を目的としたものではありません。
サプリメントはビタミンやミネラル・アミノ酸など、栄養摂取を補助する為のいわゆる栄養補助食品です。
病気の可能性が疑われる場合は、サプリメントを飲み続けても改善されませんので、専門家や医師に相談し、しっかりと対処するよに心がけましょう。
セルフメディケーションのうれしい制度
上記で紹介したように、セルフメディケーションを行うことで沢山のメリットがありますが、実際に活用している方は更に嬉しい税制度の対象となります。
知って得するセルフメディケーション税制
セルフメディケーションには、”セルフメディケーション税制”という医療費控除の特例措置があります。
この制度は平成29年1月1日~令和3年12月31日まででしたが、さらに5年間の延長となりました!
【5年延長となる新制度 税制対象期間】
2022年1月1日~2026年12月31日
医療費控除と言えば、1年(1/1~12/31)の間に医療費の合計が10万円以上かかった場合に控除の対象となるものですが、セルフメディケーション税制は、対象の医薬品を年間1万2千円以上購入した方が確定申告をすることで所得控除が受けられる制度です。
定期健康診断・予防接種を受けている方のうち、対象の市販薬を年間1万2千円以上購入した場合(家族分購入分含む)
対象市販薬購入の領収書・レシートは捨てずに保管しておく
また、対象の市販薬は下記識別マークが目印です。

この制度を利用するには、上記のように必要な書類や条件がありますので、対象医薬品を購入の際は是非チェックしてみましましょう!
\セルフメディケーション税制の詳細はこちら/
下記厚生労働省のHPでも、セルフメディケーション税制について詳しく紹介されています。
セルフメディケーションとセルフメディケーション税制についてしっかり理解したうえで、上手に活用し、自身や家族の健康管理に努めましょう!
セルフメディケーションのまとめ
今回は、登録販売者にも必須の「セルフメディケーション」についてご紹介しました!
- 自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること
- 購入の際は薬剤師・登録販売者などの専門家の指導を受けよう
- 市販薬の用法・用量をしっかり守ろう
- サプリメントと医薬品は異なることを理解しよう
- セルフメディケーション税制という特定医薬品購入による医療費控除制度がある
健康で長生きするためには、まず自分の体を知り、健康管理の習慣を身に付けることが大切です。
また、登録販売者としても、セルフメディケーションを推進し働きかけていく必要があります。実際に現場に立つ際は是非お客様にご紹介してあげたいですね!

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