登録販売者の第2章で細々とした部分は、消化酵素ではないでしょうか?
テキスト内では器官ごとに飛び飛びで出てくるので、混乱しがちじゃないですか?
私はここで結構苦戦しましたが、同じく頭の中が整理できない方が多いかと思います。
2章の消化器系の中で、
消化酵素って結構大事!
そこで今回は、そんなややこしい消化酵素をピックアップして、整理してみました!
モヤモヤする部分は、整理して覚えていきましょう!
\これで消化酵素に強くなる!/
消化器系と消化腺・消化酵素

消化器系
消化器系は、
- 食物が通る消化管
- 消化酵素を分泌する消化腺
の2つがあります。
更に、消化には、
- 機械的消化
(消化管の運動による消化) - 化学的消化
(消化腺から分泌される消化液の消化酵素による消化)
があります。
➋の化学的消化では、三大栄養素の
炭水化物
脂肪
を消化するために、消化腺から消化液が分泌され、消化液には、それぞれ栄養分を分解・吸収する為の消化酵素が含まれます。
消化腺・消化酵素
消化腺には、唾液腺・胆嚢・肝臓・膵臓があり、消化酵素を作ったり分泌したりしています。
胃腺や腸腺では、消化酵素の働きを助ける液を分泌しています。
※見切れる場合は横スクロールできます!
消化腺 | 分泌される 消化液 | 関係する 消化酵素 |
唾液腺![]() | 唾液 (口腔内のpH値を 中性に保つ) | プチアリン (唾液アミラーゼ) |
(胃腺)![]() | 胃液 (胃内を強酸性に保つ) | ペプシン (ペプシノーゲンが胃酸 によって酵素となったもの ・胃酸とともに胃液として働く) |
肝臓![]() | 胆汁 (胆嚢に蓄えられ 十二指腸へ送り込む) | ― (消化酵素は含まないが 酵素を働きやすくする) |
膵臓![]() | 膵液 (十二指腸へ膵液を分泌する) (弱アルカリ性) | (膵液)アミラーゼ トリプシン リパーゼ |
(腸腺)![]() | 腸液 (小腸へ腸液を分泌する) | マルターゼ ラクターゼ エレプシン |
この中でも膵液は、三大栄養素を消化するための全ての消化酵素を含んでいます。
それぞれの栄養素に関係する消化酵素
この消化酵素たちには、それぞれ分解・消化する栄養素があり、
- 【タンパク質に関する酵素】
ペプシン・トリプシン・エレプシン(~シン) - 【炭水化物(デンプン)に関する酵素】
アミラーゼ・マルターゼ・ラクターゼ(~アーゼ) - 【脂肪に関する酵素】
リパーゼ(~アーゼ)
となり、この消化酵素によって栄養素はそれぞれ、
- たんぱく質⇒ペプトン⇒アミノ酸
- 炭水化物 ⇒麦芽糖⇒ブドウ糖
- 脂肪 ⇒⇒⇒⇒⇒脂肪酸・グリセリン
と分解されていきます。
では、この消化酵素たちがどのようにタンパク質・炭水化物・脂肪を消化・分解していくのか、しっかり覚えておきましょう!
消化酵素による三大栄養素の消化
消化の目的は、
食べたものを必要な栄養分として体内へ吸収する
(小腸壁から毛細血管へ入る)ために、小さく分解する
ことです。
その為、消化酵素によって、食べたものは消化・吸収されやすくするためにどんどん分解されていきます。
以下では、その一連の流れを表にしました!
※見切れる場合は横スクロールできます!
【消化液】 消化酵素 | 炭水化物 (デンプン) | たんぱく質 | 脂肪 | |
![]() プチアリン (唾液アミラーゼ) | 口 | プチアリン (唾液アミラーゼ) により 一部が麦芽糖に | ⇓ ⇓ | ⇓ ⇓ ⇓ ⇓ |
![]() ペプシン | 胃 | ⇓ ⇓ ⇓ ⇓ ⇓ | ペプシンにより 半消化され ペプトンに | |
![]() | 十二指腸 から 腸管内へ | ⇓ ⇓ ⇓ | 胆汁酸塩 により乳化※ (分解されやすくする) | |
![]() (膵液)アミラーゼ トリプシン リパーゼ | 膵臓:全ての消化酵素 | |||
(膵液)アミラーゼが 炭水化物(デンプン) を分解 | トリプシンが ペプトンを分解 | リパーゼが 脂質を分解 脂肪酸 グリセリンに | ||
![]() マルターゼ ラクターゼ エレプシン | 空腸 から | マルターゼ ラクターゼ により ブドウ糖に | エレプシン により アミノ酸に | ⇓ ⇓ ⇓ |
小腸粘膜 | 吸収 | 毛細血管へ | リンパ管へ |
※脂質を水分と混じりやすくすること
消化酵素のちょっとした覚え方!
糖質の分解酵素
マルターゼ:麦芽糖(マルトース)を分解
ラクターゼ:乳糖(ラクトース)を分解
タンパク質の分解酵素
ペプシン:Pepsiの炭酸が胃ではじける(私の覚え方)
脂質の分解酵素
リパーゼ:脂質(Lipid:リピッド)を分解
このように、食べ物からの栄養素は、各消化液に含まれる消化酵素によって消化・分解されて行きます。
消化酵素のまとめ
今回は、混乱しがちな消化酵素についてまとめてみました。
試験では、大元となる手引きから、文章で飛び飛びのものも出題されるので意地悪だったりもしますよね!
モヤッとするものは、自分で工夫してまとめてみましょう!
出典:厚生労働省「試験問題作成に関する手引き(平成30年3月)」
を参考に登録販売者.Link作成

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