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オンライン診療とは?実際の利用法と知っておきたいポイントを押さえよう!

オンライン診療のタイトル画像
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近年、インターネットが普及してからオンラインで利用できる様々サービスが拡大しつつありますが、医療機関の診療をオンラインで出来る「オンライン診療」はご存知ですか?

実際に耳にしたことがあっても、一体どうゆうものなのか・実際に利用したい場合はどうすればいいのか、ぼんやりとしていて実情が良くわかりませんよね。

また、登録販売者も調剤事務員も、概要だけでも患者様にご説明できるととても親切です。

そこで今回は、そんな「オンライン診療」について、

オンライン診療の仕組みについて
基本的な診療の流れ&知っておきたいポイント
オンライン診療についての疑問

などをご紹介していきます!

オンライン診療とは

聴診器と資料オンライン診療とは、お手持ちのスマートフォンやタブレット・パソコンでインターネットを利用した、ビデオ通話で行う医療機関の診療のことを言います。

りっすん
りっすん
通常の直接医療機関に出向いての診療は「対面診療」というよ!

このオンライン診療では、

  • 診療の予約
  • 実際の診療
  • お薬の処方
  • 会計

と言った、通常医療機関を受診した際に行うこの一連の流れを、直接医療機関に出向かずに自宅など場所を選ばず利用することが出来ます。

医療を必要とする方に医療を受けやすく、より良い医療を受ける機会を増やすことなどが基本理念として掲げられています。

オンライン診療は誰でもできるの?

5人中1人を染めた並んだ人型の画像そんなオンライン診療ですが、オンラインによる診療は誰しも受けられるとは限りません。
症状・病状によっては、医師の判断により直接医療機関での受診を求められる場合もあります。

またオンライン診療は、主に”定期的に通院されている方や症状が安定している方”などが利用でき、初診の方は原則対面診療となります。

初診からオンライン診療に移行できるようになるまでは、6ヵ月以上の対面診療が必要なことや医師の判断が必要となります。

※オンライン診療についてのガイドラインは、厚生労働省のホームページに掲載されています

※現在、感染拡大防止の為、オンライン診療について、2020年4月に時限的な特例措置として初診の方や電話での診療が認められました。

登録販売者の方も、現場で聞かれることもあるのでご案内できるようにしておきましょう!

オンライン診療の知っておきたいポイント

ビデオ通話でオンライン診療する医師ではまず、オンライン診療の知っておきたいポイントについて確認していきましょう!

オンライン診療のポイント

  1. 原則初診は対面診療

    診療に当たり、患者からの必要な情報の提供や治療方針への合意の為には、互いの信頼が必要となる為、オンライン診療を行うには、患者と医師の直接的関係が既にある場合に限って利用されることが基本となります。

  2. 初診からオンライン診療へ移行するには必要な条件がある

    初診からオンラインへの移行には、保険診療の場合6ヵ月以上の対面診療が必要などの条件があります。

  3. ビデオ通話での診療となる

    対面診療の代替えとなりうる多くの診療情報を得るために、リアルタイムな手段を求められます。
    この為、文字・写真や録画した動画のみでの診療は認められません。
  4. 処方されたお薬は、院内・院外処方かによって受け取り方が異なる

    処方された薬が郵送で自宅に届く、または自身で調剤薬局へ取りに行く方法とがあります。

このように細かな内容が挙げられます。

りっすん
りっすん
ちょっと難しそうに感じちゃうね。

では上記ポイントを理解した上で、早速実際のオンライン診療の利用法や必要なもの・基本的な流れを見ていきましょう!

オンライン診療の利用法

画面が光っているスマートフォンオンライン診療を利用するには、対面診療ののち、医師にオンライン診療を希望することを伝えましょう。

オンライン診療が可能な場合には、利用にあたっていくつか必要なものがありますので、以下でご紹介していきます。

必要なもの

まず、オンライン診療を利用するには、以下の通信機器や環境が必要となります。

  • パソコンやスマートフォン・タブレット
  • インターネット環境
  • オンライン診療用のアプリ
    (医療機関により使用しているものは様々)

オンライン診療は、通信機器を利用したリアルタイムの診療が求められていますので、インターネットが利用できる環境にあるパソコンやスマートフォンなどのデバイスが必要です。

また、オンライン診療用では専用のアプリを利用しますが、こちらは各医療機関で使用しているアプリがあるので、そちらを自身のデバイスにダウンロードして利用する形となります。

利用法と流れ

上記の物を使用したオンライン診療の全体的な流れとしては、基本的に以下のようなフローとなります。

オンライン診療の行動フロー

[ptimeline] [ti label=”STEP1″ title=”希望する日時のオンライン診療の予約をする”]オンライン診療の予約法などは必要なアプリを利用します。
アプリは医療機関により異なるためその方法に従う[/ti] [ti label=”STEP2″ title=”予約した日時に医療機関より着信がある”]使用するアプリでのビデオ通話での着信[/ti] [ti label=”STEP3″ title=”オンラインでの診療”]本人確認や症状・経過を伺い診察が行われる[/ti] [ti label=”STEP4″ title=”診断の基必要な薬が処方される”]院内処方・院外処方によって薬の受け取り方法が異なる[/ti] [ti label=”STEP5″ title=”お会計”]主にクレジット決済、または医療機関が定めている支払方法で会計を行う[/ti] [/ptimeline]

基本的なオンライン診療の流れは上記のようになりますが、予約方法や支払い方法など、細かな部分は医療機関によって異なる場合があります。

オンライン診療を検討している方は、受診又は希望している医療機関へ事前に確認をしておきましょう!

処方されたお薬の受け取り方

薬局でお薬を受け取る患者診療を経て処方されたお薬は、上記で述べたように、かかった医療機関内でお薬を受け取る院内処方の場合と、外部の調剤薬局でお薬を受け取る院外処方の場合とで受け取り方が異なります。

それぞれの受け取り方法の違いは、以下のようになります。

院内処方・院外処方での違い

  • 院内処方の場合:処方された薬が自宅へ届く
  • 院外処方の場合:処方箋の原本が自宅に届く→調剤薬局へ処方箋原本を持参してお薬を受けとる

このいずれかとなりますが、どちらでも選択は可能です。
(院内処方がない医療機関の場合は、院外処方となります。)

この際の注意点としては、

【院内処方でお薬が自宅へ郵送される場合】

到着まで1~2日掛かる
ので「それまでに飲む薬がもうない!」なんてことのないように、余裕をもって少し早めに診療してもらうことをお勧めします。

【院外処方で調剤薬局へお薬を取りに行く場合】

お薬の受け取りは代理の方でも可能です。その場合、患者本人のお薬手帳を持参していきましょう。

りっすん
りっすん
特に院外処方の場合、処方箋の原本を紛失してしまうと処方されたお薬が受け取れなくなってしまう為、紛失しないよう期限内に調剤薬局へ持参していきましょう!

とらお
とらお
処方箋の有効期限は、処方箋の発行日を含めた4日間だよ!

また、処方箋を薬局へ持参しお薬を受け取る場合、薬局での待ち時間を減らす方法・二次感染を防止する方法として、処方箋をネット予約できるサービスもありますので、こちらも併せてご確認ください♪

処方箋ネット予約のイーパーク
待ち時間なし!処方箋はネット予約のイーパークで時短すべし!!病院からの処方箋でお薬をもらう際に、薬局での待ち時間が長くかかった経験はないですか? 体調が悪いのに待たされるのって、結構しんどい.....

オンライン診療が可能な医療機関は?

並んだ木制のおもちゃの建物オンライン診療を利用するには、オンライン診療を行っている医療機関であることが大前提となります。

オンライン診療を実施する医師は、厚生労働所が指定する研修を受講しなければならない為、必要な知識を習得した医師のみがオンライン診療を実施することが可能です。

自身がかかっている医療機関・希望する医療機関ではオンライン診療に対応しているか、各医療機関のホームページでも確認できますので、事前に確認しておくことをお勧めします。

オンライン診療のメリット・デメリット

オンライン診療をする医師とても便利なオンライン診療ですが、実際の対面診療とは異なる点で考えられる、オンライン診療のメリット・デメリットにはどのようなことが考えられるのでしょうか。

以下にいくつか挙げてみました!

メリット

オンライン診療の大きな特徴としては、直接病院や薬局に足を運ぶ必要がないこと。
その為、

病院や薬局での二次感染のリスクを軽減
待ち時間の短縮
忙しいときでも隙間時間で利用できる
高齢者・体が不自由な方などの通院による身体的負担の軽減

など、様々なメリットがあると言えます。

インフルエンザの流行期や体の不自由な方・高齢化が加速する中、医師の判断の元上手に利用することで、これらの負担が軽減されると言えます。

デメリット

逆にオンライン診療では、通常の対面診療とは異なり、

通常の対面診療とは診療点数が異なる点がある
実際に対面しないので情報量が少なくなる
オンライン診療用のアプリなどオンライン診療を利用する準備が必要

対面診療とは異なりこのような事が考えられますが、オンライン診療を行うには医師による対面診療を組み合わせながら行う事が求められていますので、定期的に医師との対面診療を行いながら利用することが大切です。

オンライン診療の疑問

掌にクエスチョンマークを浮かばせた医師ここでは、オンライン診療について実際に患者様から頂いた疑問などを随時紹介します。

細かなところが実際に経験しないと分かりにくいところかと思いますので、是非確認しておきましょう!

患者の負担割合は変わるの?

オンライン診療では、基本的に保険診療・自費診療共に診察可能です。
※すべての疾患に対して対象となるものではありません。

患者が負担する医療費の負担割合いも対面診療の場合と同じですが、一部、診療報酬の点数が異なる為、多少の金額の変動がある場合があります。

初診の場合は必ず対面診療ではならないの?

原則初診の場合は対面診療が必要となりますが、禁煙外来やAGAなどは初診から診療が可能です。

受診する場合は、一度該当する医療機関への確認を行ってください。

オンライン診療のまとめ

今回は、今注目の「オンライン診療」についてまとめました!

電子機器の進化やインターネット環境の拡大により、オンラインで診療が受けれることで、継続して医療を受ける環境がより良いものとなっていくことを期待したいですね。

医療機関へ通うことが困難な方・二次感染予防・これからさらに増える高齢者などにも、もっと利用しやすい環境が整うようになってくれればと思います。

この記事を書いた人
りっすん
登録販売者の資格を未経験・独学3ヵ月で取得。現在は資格を活かしながら、調剤事務員として働いています。これまで「簿記2級・工業簿記1級」などの資格も取得。 これから登録販売者の資格取得を目指す方に、何か力になれればと、サイトを通じて情報発信中です! 体験談を見る
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