登録販売者

登録販売者|1920時間でOK!新たな実務・業務経験カウント法とは?

新しん管理者要件のカウント法

正規の登録販売者(第2類・第3類を扱う店舗の店舗管理者)になるには、過去5年以内に2年以上(ひと月80時間以上×24ヵ月)の薬事業務の経験が必要でしたが、令和2年3月の薬機法改正により、新たなカウント法が認められました。

実務・業務経験を積むには、パート・アルバイト等雇用形態に制限はありませんでしたが、働き方によっては実際にひと月80時間以上を満たすのが難しく、なかなか正規の登録販売者になることが難しいといった方も多くいたのが実情です。

しかし今回の改正によって、実務・業務経験としてカウントされる条件が緩和され、より正規登録販売者になれるチャンスが広がりました!

私の働き方では到底無理.. 
なんて
\諦めるのはまだ早い!/

今回は、法改正によって変わった実務・業務経験のカウント法をここでご紹介していきます!

改正された実務・業務経験のカウント法とは?

白い文字盤の時計今回、平成27年4月前に試験に合格した登録販売者の実務経験等の経過措置の延長に伴い、令和2年3月27日に、厚生労働省から新たに管理者要件の実務・業務経験について下記内容へ改正が発表されました。

【店舗管理者(第2類・第3類医薬品を扱う店舗)の要件】

実務又は業務に従事した期間は、月単位で計算することと し、1か月に80時間以上従事した場合に、実務又は業務に従事した ものと認められる。ただし、従事すべき時間に関しては、多様な勤 務状況を踏まえ、前記の条件を満たさない場合でも、過去5年間の うち、月当たりの時間数にかかわらず月単位で従事した期間が通算 して2年以上あり、かつ、過去5年間において、合計 1,920時間以上 従事した場合は、薬局、店舗販売業又は配置販売業において一般従 事 者 と し て 薬 剤 師 又 は 登 録 販 売 者 の 管 理 及 び 指 導 の 下 に 実 務 に 従 事した期間及び登録販売者として業務(店舗管理者又は 区域管理者 としての業務を含む。)に従事した期間の合計が通算して2年に満 た な い 登 録 販 売 者 以 外 の 登 録 販 売 者 と 認 め ら れ る と み な し て 差 し 支えない。

 

引用:厚生労働省「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に
関する法律施行規則の一部を改正する省令の施行等につい
て 」より

上記内容について、以下でご紹介していきます。

まずは、今回のこの改正によって新たに認められたカウント法を、これまでの制度と比較してみましょう!

旧制度・新制度の比較

今回の緩和により、旧制度と違う点は以下のようになります。

 旧制度新制度
薬事業務に
従事する期間
過去5年以内に通算2年以上過去5年以内に通算2年以上
薬事業務に
従事する時間
★ひと月80時間以上を24ヵ月(5年以内に)
★合計1920時間以上(5年以内に)

※どちらも連続でなくてOK

”過去5年以内に通算2年以上”・”連続でなくてOK”という条件は変わりませんが、新制度では、ひと月当たりの時間数の縛りがなくなりました!

つまり..

薬事業務に従事した時間がひと月80時間以上に満たない場合でも過去5年以内に合計1920時間以上あれば、実務・業務経験としてカウントできる

ようになります!

そして、従事する期間は

過去5年以内に月単位で通算2年以上

必要です。

とらお
とらお
緩和は嬉しいけど、またややこしそう..

りっすん
りっすん
そうだね..。じゃあ図で確認してみよう!

1920時間でのカウントの例

例えば、薬事業務がひと月32時間だった場合..

新しい実務経験ありの横棒グラフ

ひと月32時間なら、5年間薬事業務を行うことで1920時間を満たします。

32時間×60ヵ月=1920時間

その為、

従事した期間が過去5年以内に通算2年以上ある
従事した時間が5年以内に合計1920時間以上ある

と、2つの条件を満たすので、実務経験として認められることになります。

 

また、ひと月50時間だった場合..

新しい実務経験カウント例の横棒グラフ

ひと月50時間なら、4年間薬事業務を行うと2400時間となります。

50時間×48ヵ月=2400時間

その為、

従事した期間が過去5年以内に通算2年以上ある
従事した時間が過去5年以内に合計1920時間以上ある

と、こちらも2つの条件を満たしているので、実務経験を満たしていることとなります。

この条件は連続していなくてOKなので、例えば、この間離職等していても、

  1. 5年以内に月単位で通算2年以上
  2. 5年以内に合計1920時間以上

を満たしていれば、管理者要件を満たしたとして認められます。

このように、令和2年3月27日の新制度への改正により、月当たりが80時間以上満たせていなくても、上記のように条件を満たして入れば、実務・業務経験としてカウントすることが出来ます。

りっすん
りっすん
旧制度より、カウントされやすくなったね!

とらお
とらお
登録販売者としても、様々な形の働き方ができるようになるんじゃないかな!

また、旧制度と同じように

  • 登録販売者(研修中含む)として業務に従事した経験(業務経験)
  • 一般従事者として実務に従事した経験(実務経験)

を、5年以内であれば合算することも可能です。

今回の法改正では、ドラックストアなどの様々な勤務状況に対応するため、月当たりの時間数の縛りがなくなり、このような新しい要件が認められるようになりました。



【新制度版】正規登録販売者になる3パターン

登録販売者の制服では次に、改正されたカウント法に当てはめた

  1. 既に実務経験がある場合
  2. 実務経験が要件に満たない場合
  3. 実務経験がない場合

のカウント法の事例を見ていきましょう!

❶既に要件以上の実務経験がある場合

【例】ひと月50時間従事した場合

新しい実務経験のカウント例の表

従事した期間が過去5年以内に通算2年以上ある
従事した時間が過去5年以内に合計1920時間以上ある

と、この必要な2つの条件を満たしている為、試験合格・販売従事登録後、正規登録販売者になることが出来ます。

例え上記のように1年間期間が開いていたとしても、連続でなくてOKなので、実務経験として認められます。

❷実務経験が要件に満たない場合

【例】ひと月50時間従事した場合

従事した期間が過去5年以内に通算2年以上ある
従事した時間が過去5年以内に合計1920時間以上ある

実務経験が要件に満たない場合でも、5年以内であれば不足の分を研修中の登録販売者として従事した経験(業務経験)と合算することも可能です。

りっすん
りっすん
ここは旧制度と同じだね!

❸実務経験がない場合

【例】ひと月50時間従事した場合

変更後の実務経験

従事した期間が過去5年以内に通算2年以上ある
従事した時間が過去5年以内に合計1920時間以上ある

実務経験がない場合、試験合格・販売従事登録後、研修中の登録販売者として業務経験を積み、必要な条件を満たした時点で正規登録販売者となれます。

こちらも上記のように1年間期間が開いていたとしても、必要な2つの条件を満たしている為、正規登録販売者になる経験として認められます。



新制度で注意したいところ

注意マークの標識今回の新制度では、旧制度のように月当たりの縛りがなく、実務・業務経験としてカウントされやすくなりましたが、注意すべきところがあります。

それは..

5年以内に従事した時間が合計1920時間以上を満たしていても、月単位で従事した期間が通算2年以上でなければならない

ということです。

例えば、月160時間(1日8時間×20日)の薬事業務を行った場合、1920時間以上には1年で到達します。

160時間×12ヵ月=1920時間

この場合、1920時間以上という条件は満たしますが、薬事業務が1年にしか満たないため、必要な条件を満たしたことにはなりません。

薬事業務は2年以上なくてはいけないので、5年以内にこのどちらかでも満たされない場合、管理者要件として認められないことになります。

旧制度では、ひと月80時間以上×24ヵ月分の薬事業務を行っていれば、到達した時点で、同時に2年以上という要件も満たすことになるのですが、新制度では、ひと月当たりの制限がなくなった分、この点に注意する必要があります。

その他の疑問

頭を押さえる女性ここでは、実務・業務経験等に関する疑問点などをいくつか挙げてみました。

どのような場合が経験として認められるのか、実務・業務経験を積む際に必要なことなど確認しておきましょう!

月10日しか働いていない場合も、実務・業務経験としてカウントされるの?

旧制度にあったような月当たりの時間数に関わらず、薬事業務に携わった時間はカウントできます。しかし、5年以内に計1920時間以上とならなければなりません。

第一類医薬品を扱う店舗の管理者要件にも該当するの?

第一類医薬品を扱う店舗の管理者要件でも、新たなカウント法が認められました。「過去5年以内に通算3年以上・ひと月80時間以上」に満たない場合は、「過去5年以内に通算3年以上、かつ、過去5年以内に合計2880時間以上」必要となっています。

昼・夜と異なるドラックストアで掛け持ちをしているけど、この場合、それぞれの薬事業務の時間は合算できるの?

異なる企業との合算はできません。どちらか片方の薬事業務でのカウントとなります。

カウントの対象にならないものは?

休憩・休日(有給含む)・薬事業務以外の業務時間はカウントの対象とはなりません。勤務時間の中で、薬事業務に従事した時間のみがカウントの対象です。

試験合格後や正規登録販売者になった際、この必要な条件を満たせなかった場合は、合格の取り消しや資格の失効はあるの?

合格の取り消しや資格の失効はないです。
再度条件を満たせるよう経験を積むか、正規登録販売者であれば”研修中の登録販売者”に戻り、条件を満たせばまた正規の登録販売者となります。

その他注意することは?

一般従事者として実務経験等を積む場合、先に会社に申し出ておきましょう。
薬事業務に従事した時間を日々記録する必要があります。その記録があなたの実務経験を証明し、実務従事証明書を発行する際等に必要となります。必ず申し出ておきましょう。



改正された実務・業務経験のカウント法まとめ

今回は令和2年3月の薬機法改正により、新たに認められた実務・業務経験のカウント法について紹介しました!

新しいカウント法のおさらい

  1. 過去5年以内に月単位で通算2年以上
  2. 過去5年以内に合計1920時間以上

    ※どちらも連続でなくてOK

旧制度の月当たりでの時間数の縛りがなくなった為、更に沢山の方が登録販売者を目指しやすくなったと言えます。

これまで、管理者要件が条件に満たず正規登録販売者になるのを諦めていた方も、今回の改正を機に、是非正規の登録販売者を目指しましょう!

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